ウェス

これから、不世出のジャズギタリスト、ウェス・モンゴメリーの足跡を紹介していきたいと思います。

この盤はウェスの輝かしき初リーダーアルバム! キャノンボールの強い推薦と、知性派ガンサー・シュラーの「クライマックスでは人とギターが混然となってこの世のものと思えない」と、ジャズレビュー誌での紹介により、満を持した吹き込みですが、まだ後年のウェスの豪快なスタイルは聞けません。

「ウイスパーノット」はジャズギターで初めてオクターブ奏法でソロを披露した一曲。ケニー・バレルによるとこの吹き込みにギターとアンプをウェスに貸したそうです。(L-7?)割と静謐なアルバムですが、「ミサイルブルース」のソロは今、聞いてもすごい!

シングルトーンからオクターブ奏法、コード奏法とウェスの特徴がよく表れているソロです。このアルバムが次の「インクレディブルジャズギター」に繋がっていきます。指引きによる暖かいトーンは、従来のジャズギタリストの硬い音と一線を画した記念すべきアルバムです!

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