60年代に活躍したギタリスト、と言えばウェス、バレル、グリーンです。実は私もグラント・グリーン大好きなのですが、客観的にみると、バレルのほうがテクニックは上だし、スケールの点では遠くウェスには及んでいませんね。
でも、この人には独特の個性があります。誰かがグリーンを「ジャズも弾けるブルースギタリスト」と、評していました。中でもこのアルバムはゴスペルフィーリング溢れるグリーンの最高傑作だと思います。サックスに例えると、ウェスがコルトレーンで、グリーンはハンク・モブレィかな?
案外、後期のジャズファンクに影響を受けたギタリストって多いんじゃないかな~?