チェット 003

チェット・ベイカーは大好きなミュージシャンです。若い時は、クリフォード・ブラウンのようにバリバリ吹く人が好きでした。

チェットはトランペットもヴォーカルもけだるく、良く解りませんでした。チェットほど、良い意味でも悪い意味でもジャズそのものという存在はいないでしょう。若い時は、ジャズ界のジェームス・ディーンともてはやされましたが、麻薬によるトラブルでマフィアにお金の代わりに歯を抜かれるという凄絶な人生を送った人です。それでも、音楽には真摯で特に晩年の演奏は、人生経験を積んだ人でなければこの味は出ないでしょう。

人は誰でも心に傷を持っています。それを埋めてくれるのが、チェット・ベイカーです。これは、ラジカセでは無く、良いオーディオで聴いて貰いたい一枚です!

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