ジャズピアノを聴いてると、一つの巨大な山にぶつかります。それこそ、「アート・テイタム」です。
生まれつき目が見えず、コンサートピアニストを目指しましたが、黒人差別もあり、全ジャズピアニストの神様となりました。
逸話はたくさんあります。ホロビッツがお忍びで聴いて驚嘆したとか、レイ・チャールズは初対面の時、感動で言葉が出なかったそうです。特徴は、その両手をフルに駆使した脅威のテクニックにあります。ピアニストの自伝には、必ず登場します。
以前、世界中のジャズ評論家にアンケートを取ったところ、「オールタイムグレイテスト」ピアニストに選ばれてました。この盤はさすがに、バックが古く感じますが、まさに圧巻の演奏です。
キースもチックも良いけれど、過去にこんなすごい人がいたのを忘れてはいけませんね!