勝海舟 : 「氷川清話」
このところの、政治不信は皆さん、辟易としてると思います。しかし、過去にはこんな凄い人がいました。いわずとしれた、勝海舟です。
勝を斬りに来た坂本竜馬は勝の識見にその場で門人入り、西郷隆盛は会談後、「どれほどの知某があるかも分からず、ひどく惚れ申した」と述べています。
有名な江戸城無血開城は、この勝と西郷によって行われ、江戸を戦争から救いました。勝は、幕臣でありながら、広い視野をもち、胆がすわっており、何十回もの暗殺の危機からも逃れる事が出来ました。
皮肉と揶揄の人でひどく口が悪く、まさに江戸っ子の塊のような人だったと。この本の中で、政治の極意を尋ねられ、「誠心誠意しかないよ!」と、述べています。
勝のような政治家がいれば、太平洋戦争もおこらなかったのでは?と思わせる、古今第一級の人物です。「氷川清話」口述なので、分かりやすく抜群に面白い本ですよ!